歯周病は歯磨きで治せる?知っておきたい歯周病のこと

歯周病は、日本人の成人が罹患している病気の中でも最も多く見られるものとして知られており、きわめて一般的なものです。

歯磨きをすると歯茎から血が出てくるといったありふれた症状も、歯周病の初期の段階と言えますので、それ以上悪化させないように注意することが望ましいものです。

歯周病は、歯周ポケットと呼ばれる歯茎と歯との隙間が深くなることで、歯周病菌によって歯が溶け出して浮き上がってきたりぐらついてきたりする症状です。

病状が進行すると、歯を失ってしまう原因ともなりますが、初期の段階では適切なブラッシング(歯磨き)で症状を改善させることも可能です。

歯ブラシを軽く当てて、歯と歯茎の間をマッサージするように丁寧に細かく動かすことで、歯周ポケットの中に潜む歯周病菌を書き出し歯茎を健康な状態にすることもできます。

もちろん病状が進行している場合には、歯科医院で適切な治療を受けることが重要です。

オーラルケア|「マウスウォッシュ」と「デンタルリンス」の違いとは

液体オーラルケアには、「マウスウォッシュ」と「デンタルリンス」の2種類が市販されています。

見た目が似ているので、その違いがよく分かっていない人も少なくないようですが、両者は近い方において大きな違いがあります。

「マウスウォッシュ」は口をゆすぐだけで良いのに対して、「デンタルリンス」はブラッシングを行う必要があります。

あるいはブラッシングをした後に口をゆすぐことでリンス効果を期待することもできます。

職場などでブラッシングがしにくい環境なのでは、「マウスウォッシュ」がおすすめですし、しっかりとブラッシングしたい方は「デンタルリンス」がおすすめです。

またどちらも口臭予防や歯周病予防などの効果を期待することができます。

オーラルケア|「歯間ブラシ」と「デンタルフロス」の違いとは

歯間ブラシもデンタルフロスもオーラルケアに使用するものですが、使用する目的には違いがあります。

歯間ブラシは歯と歯の比較的広い隙間を掃除するのに使用します。

加齢や歯周病によって歯肉が下がってしまうと、歯と歯の隙間が広くなってしまいます。

通常の歯ブラシでは磨けないので、歯間ブラシを使って汚れを掻き出します。

デンタルフロスは糸状になっており、歯と歯の狭いすき間を掃除するのに使用します。

歯が重なっている歯間ブラシが届かない隙間の汚れを落とすことができます。

歯周ポケットの中まで掃除できるという特徴もあります。

持ち手が付いている糸ようじタイプと自分の指に巻いて使用する糸巻きタイプがあり、糸ようじの方が簡単に使えますが値段は割高です。

矯正中こそデンタルフロス!器具に引っかからない使い方

歯の矯正をしている時は、デンタルフロスがその部分を通しづらくなりますがやらないでいると、虫歯になってしまう確率が高くなります。

矯正中こそしっかりとデンタルフロスをする必要があるのですが、使用しやすいタイプはクリニックで購入するのがお勧めです。

矯正をする前から愛用しているものがあるかもしれませんが、いったんは矯正をスタートしたら矯正専用のものに切り替えるのが良いでしょう。

使いやすい形状のものが各メーカーから販売されていますが、やはり矯正しているクリニックで購入するのが最も確実です。

器具の形状を考慮して使いやすいデザインのものがありますので、通っているクリニックのドクターに相談して購入するのがポイントです。