歯痛は口内トラブルだけでなく、副鼻腔炎が原因でも起こります。
この原因の一つに、上顎洞疾患が挙げられます。
上顎洞とは、鼻の左右にある空洞のことで副鼻腔の一つです。
この部分の炎症である副鼻腔炎が発生すると、上顎の奥歯全体が痛くなります。
上顎の奥歯の根は副鼻腔に入り込んでいるため、炎症が根の先から上顎の奥歯に伝わり痛みを感じるのです。
また症状としては歯に浮いたような感じがするので、咬み合わせが悪くなります。
さらに虫歯のように一本だけ痛くなるのではなく、数本の歯に同時に痛みが走ります。
他にも、副鼻腔炎自体は左右両方に起こるのですが、歯の痛みは左右のどちらか一方に出ることが多くなっています。
このように、虫歯による痛みとはかなりの違いがあります。