矯正器具に物が挟まった!突然のトラブルはこう対処しよう

歯科矯正の治療中に、食事中などで物が挟まったというのはよくあるトラブルです。

金属の矯正器具を歯の表側や裏側に装着するのが一般的ですが、どちらにも物が挟まることはあります。

軽く物が挟まった程度なら、水でぶくぶくとゆすぐだけで取れることも多いです。

それでも取れないものは歯ブラシで軽くブラッシングをしたり、先の細いピンセットを利用すると簡単に取れます。

先の尖った歯間ブラシを使って取り除くことも有効です。

柔らかい素材でもかなり細かいところまで入っていけるので、器具の狭い隙間にも、器具を傷つけることなく滑り込ませることができます。

矯正器具は細く繊細な作りになっているものも多いので、無理に力をかけるのは禁物です。

できるだけ優しく扱うことを心がけると良いです。

ワイヤーが折れた!突然のトラブルはこう対処しよう

歯列矯正用のワイヤーは形状記憶合金で作られているものが多いので、折れるというトラブル自体は滅多に発生しません。

それでも、歯列矯正中にワイヤーが折れてしまうトラブルに見舞われた場合、直ぐに病院に行くことができればそれに越したことはありませんが、それが難しい場合は飛び出している部分を爪切りなどでカットしておきましょう。

もし爪切りなどでカットするのが難しい場合は、ワックスなどで固めてしまえば大丈夫です。

ワックスの量は装置よりもやや大きめにすることがコツです。

装置全体を覆うイメージで塗ります。

細いタイプのワイヤーの場合は、折れた部分を引っ張ると抜くことができるので、ワックスなどを使う前に試してみましょう。

歯科矯正の歴史|古代ローマやギリシャ時代からあった歯並びの意識

歯科矯正は歯並びを綺麗な状態にできますから、正しい噛み合わせを実現できます。

この歯科矯正の歴史は古く、古代ローマで医師をしていた人物が永久歯がおかしな位置に生えてきた場合は、正常な位置に戻すべきだと言及しています。

ギリシャ時代の医師も歯や顎が問題となり、歯並びや噛み合わせが悪くなることを意識していました。

昔から歯並びの意識はありましたが、歯を直接押すような古典的な方法で矯正がおこなわれていたのが特徴的です。

歯を動かして歯科矯正できる認識を古代ローマやギリシャ時代から、医師達が共有していたのは凄いことだと考えられます。

その後の1700年ぐらいになると現在のような矯正装置を使用する歯科矯正がおこなわれていますから、医師達の知識の積み重ねで歯科矯正も進化しています。

歯肉退縮|矯正中のトラブル…医師への相談方法やタイミング

歯科矯正中に何らかの異変を感じた場合には、症状について医師へ相談することが重要です。

トラブルとして比較的多い歯肉退縮は、歯の周囲にある歯茎の部分がすり減って、歯の根が見えてくるという状態を指します。

歯と歯の間に大きな隙間ができてしまったり、知覚過敏が発生して痛みを感じたりすることがあります。

その部分が虫歯になってしまうおそれもありますので、歯茎が下がってきたと感じた場合には定期的な通院の際にきちんと伝えて適切な対処をしてもらうことが望ましいでしょう。

歯肉退縮による痛みを感じた場合や違和感が強い場合などは、すぐに相談をすることでトラブルの拡大を防ぐことができます。

歯科矯正中は矯正器具を装着しているという状態ですので、歯や歯茎の状態の異変がある場合にはすぐに相談することが望ましいものです。

もしも歯肉退縮が生じた場合には、ご自身の感じている痛みや違和感を、確実に歯科医師へ伝えてください。

歯科矯正は痛い!?矯正方法で痛み方は変わるの?

オーソドックスな歯科矯正として有名なのが金属ブラケットです。

この治療は、銀色の装置を歯の表面に装着しますが幅広い不正咬合の症状に対応し価格も安価です。

治療開始時には歯が浮くような痛みがありますが、2~3日ほどで収まります。

セルフライゲーションブラケットは、歯にブラケットを取り付けてワイヤーを通すまでは金属ブラケットと同様ですが、ワイヤーと歯をリングやゴムで固定せず、装置自体にワイヤーを固定するシャッターがついていないので、弱い力でもスムーズに歯を動かすことが可能です。

摩擦抵抗が弱いので、痛みが少なく済むといわれています。

裏側矯正は歯の裏側にブラケットを装着して治療する方法で、正面から装置が見えないので審美性が高い特徴を持ちます。

痛いという感覚は歯が動くよりも、舌が矯正装置に当たることによって感じる場合が多いといわれています。

歯科矯正した方がいい?日常の悩みや横顔から見るチェックリスト

横顔が美しい人というのは、歯並びが綺麗な方が多いです。

しかし鼻と顎の位置に対して口は不自然に飛び出しているような場合は、歯科矯正を行った方が良いかもしれません。

上の歯が出ている(出っ歯)と、下の歯が出ている(受け口)場合とでは印象は異なりますが、どちらも美しい顔立ちとは言い難いです。

歯並びや歯の位置が悪いことで悩んでいたり、コンプレックスを持っている方が少なくありません。

でも歯科矯正治療を受けることで、この悩みやコンプレックスから解放されます。

顔の印象も大きく変わり、横顔美人に生まれ変わることができるでしょう。

それと共に歯並びが綺麗になることで虫歯になりにくくなったり、口臭予防効果も期待できます。

八重歯は直すべき?歯科矯正を検討したいタイミング

魅力的なチャーミングポイントとして良くあげられるのが八重歯になりますが、意外とその存在を気にしている方も多いので、どうしても気になる場合には矯正を行って八重歯を無くしてしまった方が良いでしょう。

一つの個性だととらえることができるのであれば問題ないのですが、人によっては八重歯があることで笑顔を作ることに抵抗を感じてしまう場合があるため、歯科矯正を行って綺麗な歯並びにしてしまうことは一つの手段としても有効です。

また、歯科矯正を検討するタイミングについては、絶対にこなさなければならない重要な用事などを全て済ませた後に行うのが良いでしょう。

なぜなら、歯科矯正には早くても2年から3年程度の時間が必要になってくるので、写真撮影などで器具をつけたまま撮られたくないのであれば済ませた後にした方が良いからです。

歯科矯正の大きな流れ|カウンセリングから矯正終了まで

歯科矯正の大きな流れは、カウンセリングを受けて口の悩みや治療に関する不安を医師に相談をしたら、実際に精密検査を行い自身の歯並びや噛み合わせの状態、骨格や歯の生え方などを専門の機器を使用して検査していきます。

歯型の採取や噛み合わせの検査、CT検査とレントゲン撮影、写真撮影や虫歯や歯周病のチェックを行います。

精密検査は約1~2週間ほどで結果が出るので、結果を元に治療計画を立てていき歯科矯正の準備として虫歯や歯周病があるようなら、矯正の前に治療を済ませてから装置の装着を行って、歯列矯正を開始します。

装置を装着してからかかる調整期間は、平均で1年半~2年程度なので、約1ヶ月に1回の頻度で通院し歯の動きにあわせてワイヤーや針金の調整を行ったり、クリーニングや歯磨きのトレーニングを受けながら口内を清潔に保つ意識を持つことが大切です。

治療開始から1年~1年半で最終仕上げとして調整を行い、治療完了です。

【矯正治療中】睡眠中の”歯ぎしり・食いしばり”を緩和する3つの秘訣

睡眠中に歯ぎしりや食いしばりをする原因には、ストレス・噛み合わせ・飲酒・喫煙・癖などが挙げられます。

なぜ、歯ぎしりという形で現れるのかは、まだよく分からない部分も多くあります。

歯ぎしりや食いしばりを和らげるには、ストレスを溜めないように上手に発散することが重要です。

ストレスを受け続けると習慣化してしまうこともあるので気を付けなければなりません。

それから噛み合わせは、矯正治療を行うことで改善することができます。

また、マウスピースを使う対策法もあります。

歯科クリニック等でオーダーメイドのマウスピースを作り、睡眠時に装着すれば歯や顎にかかる負担を減らせます。

マウスピースには市販のものもありますが、歯科クリニックで自分に合ったものを作る方が効果的です。

【歯列矯正前に】受診が必要な口内炎って?要注意の症状をチェック

食べすぎや飲みすぎ、過度のストレスを感じると突然口の中に痛みを伴う口内炎ができる場合がありますが、できてしまった原因や症状によっては受診して治療を受けないと取り返しのつかないことになることがあるので注意が必要です。

そこで、最も要注意するべき症状について詳しく説明していくのですが、口内炎を発症してから数週間経っても一向に治らない場合には必ず治療を開始した方が良いでしょう。

また、口内炎が出来たと同時に発熱の症状が現れた場合には、身体全体の免疫が低下していて体力が衰えている傾向にあるので必ず病院を訪れるようにすると良いです。

口内炎の主な治療方法については薬物療法とレーザー治療の2種類があるので、自分に最も適している方を選択して綺麗に治していきましょう。